台所に目をやると「なぜ掃除しても散らかるのか…」という疑念が湧いた。
しかし観念して掃除に取りかかった。
この雑念とも言うべき疑念を振り払うべく修行僧のように一心不乱に磨き続けてみた。
ふと気が付けばステンレス本来の輝きを取り戻していた。
だんだんと汚いところが目に入ること留まるところを知らず。
この荒行(掃除)のおかげで錯乱でもしたか、ええいままよとばかりに換気扇を取り外し数年分の油汚れと格闘する羽目になった。
もちろんたった今ピッカピカにした台所で。
かくして修行(掃除)の末、「散らかる」ではなく「散らかす」のであると悟った。
写真の解説:
最近ペッパー君を見つけると必ず近づいて遊んであげたり(もらったり)する。別れる時のタイミングが未だにつかめず、必ずお互い気まずい雰囲気になる。