喉元過ぎれば何とやら・・・
この夏は毎日、入院中の七田を見舞いに足を運ぶこととなった。
12日間の入院生活の中で、ドクターやナース、薬剤師、リハビリトレーナー、雑務の方や受付嬢、警備員、売店のおばちゃん、同室の患者さん達と実に多くのご尽力にあずかった。
そして病気と闘う人を目の当たりにし、しみじみと『健康』であることを考えさせられ、『普通』に生活するということがどれだけ恵まれていることかを気付かされる日々でもあった。
終日うだるような暑さで、日増しに回復の一途をたどり調子付く七田の姿を見る度、当初の不安も消え失せ、励ましの言葉はいつしか愚痴へと変わりゆく。
かくして私の夏休みは終り、ごく普通の生活が始まるのであった。
写真の解説:
連日の猛暑でひょうたん池の水温が38℃になっていたので氷を入れて冷やしているところ。