「三陸牡蠣復興プロジェクト」から復興かきオーナーへと配信される不定期メールが届いた。
実は1年前「オーナー」の称号欲しさに・・・ではなく、津波で全てを流された三陸沿岸部のカキ生産者さん達の呼びかけで、再起にあてる資金面の支援を第1の復興支援とし、カキを育て第2の復興支援として出荷を目指すというものであり、カキを出荷できるまでのお手伝いにオーナー制度という形で参加させてもらった。
今しがた届いたこのメールを開く瞬間、ついにカキ配送のお知らせが来たか?!と予感した。が、内容は出荷見込みや生産者の声だった。
牡蠣を通じて被災地の現実をうかがい知ることができた。
牡蠣は海上で養殖施設を必要とし、陸上では浄化、加工、選別などの作業施設が必要だが、地盤沈下で作業施設建設には港のかさ上げ工事も必要だ。
全く手つかずの場所や電気や水道が通じていない地域がまだあるとのこと。 地域によって復旧に大きく差が出てきているらしい。
防波堤も無く波風をまともに食らう海沿い、夜になれば電灯ひとつ無い暗闇での作業は危険を伴う。
どうかお体を大事に働いてください。
カキ生産者皆様の安全とご健康を心よりお祈りいたします。
震災から3度目の春。
自宅に美味しいカキが届き、舌鼓を打つその日が待ち遠しい。
私の中で震災はまだ続いている。